明日から怒涛の3連戦!! (2009/07/17掲載)

 総選挙も近いし、高校野球も気になるし、景気は相変わらずだしと、皆さんあまり文化会館に目が向いていないかも知れませんが、文化会館もけっこうたいへんなことになっています。

■倉木麻衣あす一般発売
 倉木麻衣や藤井フミヤのツアー日程が発表されてから、大げさでなく日本中から文化会館友の会に入会する人が増えています。比較的いい席を一般発売より先行して確保できるという友の会のメリットは、ファンにとっては思いの外大きいようですね。ちなみに友の会は年中いつでも入れます。
 倉木麻衣(10月11日)は、あす18日の午前10時から一般発売が始まります。一般発売でもそれなりに良い席がありますので、どうぞお早めに。

■あすから自主事業3連戦
 @あす18日(土)は「ベンチャーズ」。前売は今日までです。当日券(5500円)は18日午後5時から会場で販売します。なお、プレイガイドに行く時間がないという方、今日中に文化会館(49−7066)まで電話をいただければ、当日引換でも5000円の前売料金で販売します。
 A19日(日)は「弘前交響楽団サマーコンサート」。結構楽しみにしている方が多いようで、やはりオーケストラの需要はあるのだなと実感しています。当日券あります。こちらは当日も料金が変わりませんので、ぜひいらしてください。
 B20日(月・祝)は「詩のボクシング」。どういう催しなのか、このコラムを読んでいただいている方はわかっていると思いますが、殴り合いではありません。ワークショップから全国大会に出場する県代表を選ぶまでのプロセスをお楽しみください。入場券は500円。当日も同じです。
 C1週間後の26日(日)はおなじみの「おおだて特選落語会」。いつもと違って6名出演の豪華版。その上、当館だけの特別プレゼントも用意して皆様をお待ちしております。

■23日から松田鉄雄氏寄贈のヴァイオリン展示
 世界的な評価を得ている大館市出身の弦楽器製作家松田鉄雄氏から大館市に寄贈されたヴァイオリンを、7月23日(木)から約1ヶ月間、文化会館ロビーで展示します。
 松田氏は本場イタリアで修業の後、数々の国際ヴァイオリン製作者コンクールでメダルを受賞し、現在はアメリカに居を構えて旺盛な製作活動を行っています。多くの著名な演奏家が氏の製作した楽器を購入しており、その中の日本人に限っても、五嶋みどり、徳永二男、岩崎洸、長谷川弥生、漆原朝子、原田幸一郎、川田知子、など錚々たる名前が並んでいます。
 松田氏は、自作楽器の胴の内側に Tetsuo da Hadachi とサインを手書きしているとのこと。直訳すると「羽立の鉄雄」。生まれ育った旧田代町越山地区の羽立がいつも心にあるという、氏の愛郷心を偲ばせるエピソードです。11月には松田氏が里帰りするという話もあり、その際にはプロの演奏家によるお披露目演奏も行う予定です。そういう訳でとりあえずは見るだけですが、現代の名工による芸術作品ともいえるヴァイオリンを、ぜひご覧ください。

 ……平成17年7月から連載を開始したこの桜町通信、早いものであと2回で区切りの百回目を迎えます。何か記念の企画を考えなくちゃ。 (陽)