チケット発売2題 (2009/05/15掲載)

■今年は落語が2回です
 落語ファンの皆様に朗報です。今年1月9日の桜町通信に「夢は…月1回の落語会」てなことを書いたからかどうかはわかりませんが、今年は「おおだて特選落語会」を2回開催することが正式に決定いたしました。今回は落語協会さんの手助けがあっての年2回開催なので、我々単独で複数回開催というにはまだまだ課題も多いわけですが、まぁ何はともあれ今回は「年2回、生の落語が観られる」という事実を素直に喜びたいと思っているわけであります。
 さてさて、今年度の1回目は7月26日(日)19時開演で「おおだて特選落語会特別編〜落協のおかげですスペシャル〜」と題してお送りいたします。タイトルからもわかるとおり、今回は落語協会さんの共催による「特別編」となっておりまして、いつもは多くて2人の芸人さんが登場する当会ですが、今回はなんと総勢6人の芸人さんが高座に上がります。お囃子の松尾あさによる寄席囃子の解説・実演にはじまり、三増紋之助による江戸曲独楽、林家二楽の紙切り、入船亭遊一、入船亭扇辰、そしてお馴染み柳家喬太郎の落語と超豪華な顔ぶれで、寄席芸能がみっちり楽しめる会となっております。チケットは一般2500円、高校生以下1000円、大館市民文化会館ほか各プレイガイドにて5月24日(日)9時より発売開始。会館友の会会員には会員価格でのご提供ですので、詳しくは大館市民文化会館までお問い合わせください。落語3席の他、お囃子あり色物あり紙切りありと、まさに「寄席」をそのまま体験できる企画。地方でのホール落語は、どうしても独演会や二人会が多くなりますので、今回のような落語会は、なかなか東京の寄席に足を運べない我々地方の人間にとっては見逃せないものになること請け合いです。ぜひお誘いあわせの上、皆様揃ってのお運びを心よりお待ち申し上げます。
 というわけで、折角なので2回目の告知も少々。今年度の2回目は年明け1月の23日(土)に…と筆が乗ってきたところで字数が尽きました。この続きはまた後日、桜町通信で。(山)

■弘前交響楽団サマーコンサート発売開始
 オーケストラといえばクラシック音楽の華。その艶やかさ、華やかさはやはり圧倒的です。昨年の第九のアンケートでも、年に一度はオーケストラを呼んでください、というのがずいぶんありました。我々としても毎年でもやりたいのはやまやまなんですが、予算と失礼ながら購買力の兼ね合いで、毎年の開催は難しいのが現状なのです。
 以上の泣き言を踏まえて、我々も考えました。そうだ、プロでなくてもそれなりの技術を持つアマチュアオーケストラが日本には結構あるじゃないか。というわけで近隣を見渡すと、ありましたねお隣の弘前に。88年結成の弘前交響楽団(弘響)が。
 弘響の年2回の演奏会は、冬の純クラシックの定期演奏会と、ポップス寄りのサマーコンサート(サマコン)です。今年のサマコンは1部が『世界音楽紀行』、2部が『スクリーン・ミュージック特集』ということで、オーケストラ初心者にもお勧めのプログラム。このサマコンがそのまま、弘前以外での単独公演としては初めて、大館にやってきます。
 隣町だけに弘響の団員には大館出身者や大館から通っている人もおり、さらに、昨年のサマコンで指揮者デビューし、今年も3曲指揮する鳳鳴高校2年の大本瑛紀君も大きな話題です。
 「弘前交響楽団09サマーコンサート大館公演」は7月19日(日)午後3時開演です。入場料は一般1000円(友の会800円)、中高大学生500円。小学生以下は保護者同伴の場合無料(要整理券)です。また、障がいのある方も無料招待しますので、文化会館までお問い合わせを。
 何につけアマチュアは時として凄い演奏をすることがあります。せいぜい2・3回の練習で本番に臨むプロと半年間練習するアマの違い、何より数少ない本番に対する真剣さの違いが時に奇跡を生むことがあるのです。いずれにしろお求めやすい料金でオーケストラ鑑賞ができるこの機会を、皆様どうかお見逃しなく。チケットは5月23日(土)発売開始です。 (陽)