さくらまちだより特別編パート2
マリンバ奏者 布谷史人さんより『ボストンから皆様へ』
 (2009/02/21掲載)

 雪が多く厳しい寒さが続いた冬がようやく明け、春めいてきたボストンより、マリンバ奏者・布谷史人が桜町通信の場をお借りして、近況報告そしてリサイタルのお知らせを書かせていただいております。
 昨年の暮れまで、ボストン近郊を中心に演奏会活動を行っておりましたが、昨年度に正式にアメリカと日本のコオロギ・マリンバの正式契約アーティストとなったのを機に、今年に入ってフロリダ州タンパで行われたマリンバ・フェスティバル、カリフォルニア州フラートン(ロスアンゼルスから車で30分ほど行った町)で行われた打楽器アンサンブル・フェスティバルにゲスト・マリンバ奏者として招いて頂き、演奏旅行という名目で、寒い冬のボストンを何日間か抜け出しておりました。(フロリダ州は、1月だというのに僕が行ったときは25度近くありました。)
 さらに、1月の下旬にはニューイングランド地方のクラシックファンの間では知らない人がいないと言われるラジオ局・WGBHの朝の番組で1時間ほど、演奏と英語でのトークを交えてショーもさせていただきました。(このラジオショーにはあの有名なチェロ奏者ヨー・ヨー・マも出演しており、同じ場所でショーをさせてもらったことに興奮しましたし、励みになりました。)少しずつですが、演奏活動の幅が広がっており、沢山の人に自分のベストの演奏を聴いていただくため、日々練習に励む毎日を送っております。
 話はリサイタルのお知らせに変わりますが、来る4月18日(土)の午後6時30分より、大館市民文化会館大ホールで演奏会を開催する運びとなりました。今回は、先日全日本アンサンブルコンテストの全国大会出場権を得た大館ウインド・アンサンブルのサックス四重奏団と、秋田吹奏楽団のサックス四重奏団をゲストに向かえ、前回のリサイタルでも演奏したタンゴの巨匠のアストラ・ピアソラの作品、2006年に作曲されたばかりのマリンバ協奏曲の共演、そしてバッハから日本の歌と多彩なプログラムで演奏会を企画しております。
 入場料は、全席自由で一般2000円(当日2500円)、学生1000円(当日1500円)。大館市民文化会館他、各プレイガイドで好評発売中です。
 沢山の方にマリンバの音、音楽を聴いていただき、皆様の活力となればと心を込めて演奏いたしますので、ご来場いただけますと幸いです。よろしくお願いいたします。

【文化会館からのお知らせ】

■『昭和名画座』まもなく開催
 3月7日(土)と8日(日)の2日間、両日とも午前9時30分より中ホールにて上映開始。入場料は1日500円(4本立て)です。決して色褪せることのない、懐かしくも楽しかったあの頃の記憶が甦ります。ぜひお見逃しなく。

■『佐藤久成ヴァイオリン・リサイタル』好評発売中
 3月15日(日)午後2時開演。会場は大ホールで、全席自由1000円(当日1500円)。なお、小中学生は無料(未就学児は入場不可)ですが、整理券が必要となりますので、ご希望の方は大館市民文化会館までお問い合わせください。皆様のご来場をお待ちしております。 (工)