いよいよ第九の季節 (2008/11/21掲載)

■第九まであと2週間
大館初の「第九」コンサートまであと2週間余りに迫りました。第九合唱団の練習も佳境に入っています。
第九合唱団には合唱経験の全くない方が何人もいます。単純に歌うことが好きだから、あるいは、オーケストラと歌うのは一生に一度の経験だと思うからぜひ体験してみたいという理由で飛び込んだ方々です。練習が始まって最初の2、3回は皆さんどうなる事かと思ったようですね。ドイツ語の発音は難しいし、音域も広いし、これでついていけるのかと。それでも、なせば成るというか、継続は力なりというか、何とかなるものです。なまじ経験がない方が迷いなくがんばれるのかもしれませんが、家事や仕事の合間に、少しでも時間を見つけてCDを聴き声を出して練習してきた皆さん、今や経験者に交じって堂々と暗譜で歌っています。
発声も堂に入ってきました。これは現役バリバリのソプラノ歌手、渡海千津子さんの指導を受けたことが大きいですね。合唱団から出てくる声質がガラッと変わりましたから。この渡海さんは今月29日の練習にも来館しますので、皆とても楽しみにしています。
なお、第九公演に当たっては、宝くじからの助成のほかにも、市内の多くの企業から協賛をいただいています。材料費や燃料費の高騰などでどちらもたいへんな時期にもかかわらず、公演の趣旨に快く賛同し協賛していただいたことはほんとうに感謝に堪えません。この場を借りて厚く御礼申し上げます。
第九のチケットは(自由席のせいなのでしょうか)まだあります。ベートーヴェンの、というより交響曲の最高傑作である「第九」を、レオシュ・スワロフスキー指揮東京都交響楽団という一流の指揮者・オーケストラで聴くこの機会を、どうか皆様お見逃しなく。

■昭和名画座チケット発売
往年の邦画の名作を4本まとめて500円で観られると好評の「昭和名画座」。6回目の今年度は、明けて09年3月7〜8日の2日間開催します。内訳は「煙突の見える場所」(53年、主演・田中絹代)、「お早よう」(59年、佐田啓二)、「裸の島」(60年、乙羽信子)、「東京オリンピック」(65年)の4本です。
時には一日のんびりと、昭和の映像に浸ってみませんか。前売券は11月22日(土)発売開始です。

■TOKUの世界
このところ日本のジャズシーンで目につく男性プレイヤーといえば、フリューゲルホーンとヴォーカルのTOKUでしょう。J−POPアーティストとの共演など、ジャンルを超えた幅広い活躍が最近とみに目立っています。
12月26日(金)午後7時から当館中ホールにおいて、TOKUのコンサートツアーが開催されます。注目のピアニスト宮本貴奈ほか手練のミュージシャンを揃えたクインテット(5重奏)で、音楽性豊かなコラボレーションが繰り広げられます。ジャズファンならずとも見逃せません、ぜひ。チケットは当館と、いとく大館SC、ミントンハウスで好評発売中です。 (陽)