みんな一緒に (2008/06/20掲載)

■みんな一緒にカヤの中?!
 前回の桜町通信でお知らせしたとおり、8月9日(土)13時開演で「三代目神田山陽独演会〜百連発・カヤの中〜」が開催されます。前回は、大ホールなのに150席限定なのは何故か?!ということを説明しようとしたところで紙面が尽きてしまったので、今回はその続きを少々。
今回の公演は、大ホールの舞台上に巨大なカヤを吊り、その中に桟敷席を設け、山陽さんは勿論のこと、お客様も全員カヤの中に入って、めくるめく山陽ワールドを堪能していただこうというもの。1200席の大ホールの舞台上だけを使って、150人だけが楽しめるという、何とも贅沢な企画なのであります。ホールの舞台上に座るだけでなく、巨大なカヤの中で、しかも人気講談師の三代目山陽さんの高座が楽しめるなんてことは、後にも先にもない貴重な経験になること間違いありません。
山陽さんは「第四回おおだて特選落語会」に出演していますので、その時の高座が記憶にある方も多いかと思います。当時もNHK教育の人気番組「にほんごであそぼ」には出演していましたが、まだメインキャラクターでなかったこともあり、知名度はそれほど高くなかったかもしれません(失礼)。しかしその後テレビの露出もさらに増え、今や人気と実力が兼ね備わった、講談界のリーダー的存在になっています。
そんな山陽さんの高座だけに、150枚しかないチケットも売り切れ御免の貴重なチケットになること間違いありません。お求めはお早めにどうぞ。チケットの発売は6月21日(土)午前9時から。詳しくは大館市民文化会館まで。(山)

■みんな一緒に「自分のコンサート」
 シエナ・ウインド・オーケストラの公演から早や4週間。回収数が過去に例を見ない390枚にもなったアンケートの整理がやっとつきました。いやー、これだけ感嘆符の多かったアンケートも初めてです。
ところで、アンケートで残念に思ったことがあります。「星条旗よ永遠なれ」の演奏に参加すればよかった、次はきっと吹きますからまた来てください、というのがとても多かったのです。アンコールの演奏に観客も参加できることは新聞記事やこの欄でも呼びかけましたし、学校では先生から聞いていると思うのですが(引っ込み思案の県民性でしょうか)。次にシエナが来るとしても宝くじの助成はないので、他所と同じように学生でも5〜6千円のチケットになってしまいますが…来てくれますか?
何事によらず、迷ったら自分の気持ちに正直に、行動に移していただきたいものです。聴くだけでも感動的でしたが、一緒に演奏した人にとっては、たとえうろ覚えだったり音を外したりしたとしても、あのコンサートは間違いなく「自分のコンサート」になったことでしょうから。
先頃から参加を呼びかけている第九の市民合唱団も、参加したい気持ちはあるのに自信がなくて尻込みしている人が結構いるみたいですね。
大丈夫です。自信を持って参加している人なんて何人もいませんから。全くの初心者もたくさん参加していますし、そもそも何のために半年も練習するんですか。メジャーオーケストラとの協演機会は二度とないかも、とは何度も書いていますが、それよりも、一生一度でも「自分のコンサート」、「自分の第九」と呼べるものが持てたら、すばらしいことではありませんか。後で悔やまないためにも、歌ってみたい気持ちがあるならぜひ仲間になってください。大館の第九合唱団、まだ団員募集中です。(陽)

9月3日開催のシューベルト国際コンクール優勝記念「佐藤卓史ピアノリサイタル」は、7月6日一般発売です。詳細は次回の桜町通信で。