文化会館の職人たちA―ボイラーマン (2008/04/18掲載)

 大館桂高校旧校舎時代から残る文化会館の桜が、16日開花しました。桜町通信の名にふさわしい季節、という振りは昨年使いましたね。桂乙女の皆さん、桜はことしも頑張っています。どうぞ観に来てください。

■会館の設備を支えるふたり
 さて、今回は文化会館スタッフ紹介シリーズの第2弾です。第1弾なんてあったのか、とお思いの方も多いでしょうが、あったのです。

 ということで、今回は《ボイラーマンの巻》です。当館には委託先のT社からふたりの担当者が派遣されて常駐しています。ボイラーマンと書きましたが、仕事の内容はボイラーおよび各種空調設備の運転だけではありません。受変電設備や消防設備、上下水道などの監視や保守なども行っています。年数が経ってだましだまし運転している冷暖房を使用に供することができるのも、トイレの漏水や配管の詰まりがすぐに復旧するのも、このふたりが常に目を配っていればこそ。市民の皆さんに安心して文化会館を利用してもらえるのは、こういうスタッフがいるからなのです。あ、それから草刈りや植栽の面倒も見てもらってますね。

 いつもニコニコと温厚で人当たりがよい浅利さんと、学者肌で今話題の十和田石に一家言をもつ木村さんのふたりを、皆さんもどうぞよろしく。

■しつこいようですが、シ・エ・ナ!
 日曜朝9時からのテレビ朝日系列「題名のない音楽会」は、この4月から指揮者の佐渡裕さんが司会を務めています。もともとフルート奏者の佐渡さんはシエナ・ウインド・オーケストラの常任指揮者でもあります。4月13日の放送では、手勢のシエナと共に、恩師でもある故レナード・バーンスタインの曲を演奏していたのをご覧になった方も多いことでしょう。良かったでしょう?シエナ。

 というわけで、5月25日の宝くじコンサート「シエナ・ウインド・オーケストラ特別演奏会」。おかげ様で売り切れ間近!といきたいところですが、チケットまだあります。自由席というのが良くなかったのか、大館にはそもそも吹奏楽ファンが少ないのか…。自由席の場合本番間近にどっと売れることが多いので、それほど悲観しているわけではないのですが。何十枚という予約がぼちぼち入ったりもしていますから、聴きたいと思っている方はもちろん、聴いてもいいかなあと思っている人も、できればお早めにお買い求めください。それから、吹奏楽部の皆さんは必聴です。ことしの課題曲も演奏しますよ。

 宣伝ついでに、今回の宝くじコンサートの料金がいかにリーズナブル、というよりも安いか説明させてください。今回のツアーで、2000席ある札幌コンサートホールでの料金はS席が5000円です。席数が800少ない当館の場合、普通なら少なくともS席6500円くらいでなければ成り立たない計算です。自主事業は経済原理だけで行うものではありませんが、宝くじの助成がいかにお客様の負担軽減になっているかお分かりいただけるかと思います。ということで、皆様シエナ大館公演をどうかよろしく。 (陽)