気持も新たに (2008/04/04掲載)

■事務室を模様替えしました
 桜前線が着々と北上し値上げの嵐が日本中を吹き荒れるきょうこの頃、皆様にはいかがお過ごしでしょうか。

 当大館市民文化会館もなんとか無事新年度を迎えることができました。当館が属する大館市文教振興事業団の組織変更に伴って一部異動があり、松田前館長が事務局長に転出し、新しい職員が1名入っています。サービスの質が落ちることのない様に努めますので、どうぞよろしくお願いします。

 年度替りの機会に、文化会館事務室のレイアウトを少々変更しました。これまで、お客様にも会館職員にも今ひとつ使い勝手の良くなかった受付コーナーを分かりやすい形にし、別に打ち合わせ用の小さなスペースも確保しました。

 指定管理者を取り巻く環境は厳しいものがありますが、文化会館は地域の皆さんが楽しみや喜びを見出す施設になることが使命です。できれば加えて、会館で働く職員も楽しみを見出せる職場にしたいと思います。少しずつでも、利用者・来館者がより親しみを持てる施設にするため、どうか来館の上ご意見をお聞かせください。

■年間鑑賞券発売開始しました
 4月2日より平成20年度年間鑑賞券の発売を開始しました。
 9月3日の「〜シューベルト国際ピアノコンクール優勝記念〜佐藤卓史ピアノリサイタル」、10月5日「舘野泉のピアニズム〜左手の音楽〜」、12月6日「都響の“第九”」という3公演を合わせて、ジャスト1万円でのご提供です。元々首都圏での一般的なコンサートに比べると3割はお得な料金設定ですが、そこからさらに2000円お安くなっています。発売期間は5月末日までとなっていますが、限定144席の発売ですので、皆様どうぞお早めに文化会館まで。

■第九の合唱に参加しませんか
 ベートーヴェンの交響曲第9番『合唱』、通称“第九”といえば、師走の季語になっているくらい、日本では年末の風物詩としてすっかり定着しています。毎年20万人にも上る日本人が第九を歌っているそうですから驚きですね。残念ながら、大館ではこれまで第九の全楽章が演奏されたことはありません。合唱の入る第4楽章のみピアノ伴奏で演奏されたことがあるだけです。

 今年、ついにというか、やっとというか、第九の全曲演奏が大館で実現します。オーケストラは日本のメジャーオーケストラのひとつである東京都交響楽団、指揮は現代チェコ指揮界を代表するレオシュ・スワロフスキーです。4人のソリストは二期会から中堅若手の実力者を起用します。そして合唱は、地元の皆さんの参加を募って大合唱団(目標250人!)を組織する予定です。
第九は何しろベートーヴェン畢生の傑作交響曲ですから、当然合唱も簡単なものではありません。お金を取って聴いていただく以上、半年以上の練習を重ねて本番に臨む予定です。でも、プロのオーケストラ、指揮者、ソリストと一緒に第九を歌う経験は、今後大館であるかどうか。一生の宝となる思い出を、多くの方につくってもらいたいと思います。募集要項は近く新聞紙上などで発表予定です。今しばらくお待ちください。 (陽)