20年度自主事業いよいよスタート (2008/02/16掲載)

 平成19年度も残すところ1ヶ月半となり、20年度自主事業の準備も着々と(かどうかはともかく)進行中であります。年末には待望のプロオーケストラによる『第九』演奏会も開催の見込み。全貌をお知らせするのは予算の確定する3月になりますが、一部今年度中にスタートする事業をご案内します。

■珠玉の吹奏楽
 全国に吹奏楽団はいくつあると思いますか。実数はおそらく誰にも分からないでしょうが、全日本吹奏楽連盟の加盟団体だけで1万4千を超えます。吹奏楽大国日本ですね。ただしプロの吹奏楽団はホンの一握り。中でもトップを争うのが、老舗の東京佼成ウインドオーケストラと大阪市音楽団、そして新興のシエナ・ウインド・オーケストラ(以下シエナ)です。特にシエナは、02年佐渡裕の首席指揮者就任以来テレビに出る機会も多いので、ご覧になった方も多いことでしょう。
そのシエナが5月25日(日)、ついに大館にやってきます。指揮は世界で活躍する金聖響。曲目は、ホルジンガーの人気曲「スクーティン・オン・ハードロック」やレスピーギの組曲「ローマの松」など名曲揃いです。それから、何といっても料金がリーズナブル!6千円位が普通のシエナですが、大館公演は宝くじの助成により、一般3千円、小中高生は千5百円の特別料金となります。3月9日発売開始。

 なお、6月1日には東京佼成も公演予定。すごいぞ大館!


■男性バレエの真髄
 トロカデロ・デ・モンテカルロバレエ団。モンテカルロですがニューヨークのバレエ団です。バレエ団ですが男性だけのバレエ団です。そう、あのグランディーババレエ団と同じです。それもそのはず、グランディーバ(歴史は12年)はトロカデロ(35年)から分かれたグループ。つまり、トロカデロは男性バレエ団の草分けなのです。日本ではグランディーバが人気ですが、世界的にはトロカデロの方が圧倒的に有名なのです。

 ネットでの感想などをみると、「トロカデロは美しい人が多く上手い。グランディーバは親しみやすい」、「実力のトロカデロ、入門編のグランディーバというイメージ」だそうです。めくるめく(?)男性バレエの世界へぜひどうぞ!

 公演は7月10日(木)。S席7千5百円、A席6千5百円。文化会館他で3月1日(土)一般発売開始です。


■友の会受付開始
 大館市民文化会館友の会では3月1日より平成20年度の会員募集を開始します。
友の会の会員期間は4月1日から21年3月31日までの1年間で、年会費は1千円です。会員特典として主催事業等の指定公演の先行予約や会員割引、情報紙(ほぼ隔月発行)の送付が受けられます。前記2公演も対象です。さらに20年度には、会員無料ご招待の公演(2千円相当)も行う予定です。

 以上、詳しくは大館市民文化会館、電話(49)7066までお尋ねください。 (陽)