観る聴く弾く…冬も文化会館の季節 (2007/11/02掲載)

■ピアノマラソンの季節
 季節はもうすぐ冬。「はぁ〜、今年も来たか」と少々憂鬱な気分になるのは私だけでしょうか。決して冬が嫌いというわけではなく、こう燃料の高騰が続くと…。価格が落ち着くのはいったいいつになることやら(悲)。みなさん、お互い節約してがんばりましょうね。
 そんな(どんな?)雪の季節にピッタリのイベント、第13回ピアノマラソンが12月23日(日)に開催されます。入場は無料です。

 参加料は1組1ステージ500円。参加条件は、ピアノが弾けること、何よりピアノが好きなこと。初心者も大歓迎です。自分は弾けないけど出てみたいという方は、お友達がピアノ、あなたは歌や楽器等で参加してみてはいかがですか。参加申込みは、11月3日から25日まで文化会館で受け付けます。

 ちなみに、これまでの総参加者数は887組950人。もうすぐ記念すべき千人目を迎えます。いったい誰になるのか楽しみですね。あ、でも記念品とかセレモニーは特別ありませんのであしからず(汗)。
 それでは、皆様のご参加・ご来場を心よりお待ちしております。
 
■昭和名画座〜第5集〜
 懐かしの名画を廉価で…ということで開催しております昭和名画座。今回は来年の2月2日、3日の土日2日間で開催いたします。

 上映作品は、女性映画の名手、そして黒澤・溝口・小津に続く巨匠として世界に知られる成瀬巳喜男の遺作を含む4作、『めし』『おかあさん』『浮雲』『乱れ雲』です。

 入場料は1コイン500円。それで4本全て観ることが出来るんですよお客さん!と声を大にして言うものの、1日に4本全部観るのは正直すごく疲れますよね。ですので、ご覧になる方は、ご自分の体調と相談の上ご来場ください。なお、2日間に分けて(2日間とも)ご覧になる場合は、2日分の料金が必要となりますので、ご了承ください。上映時間は両日とも10時開始。初日は上記の順、2日目は逆順での上映となりますのでご注意ください。

 チケットは11月3日(土)発売開始。お近くのプレイガイドでお買い求めください。お見逃しなく!
(工)


■映画で歌舞伎を
 東京は花の銀座(古いねどうも)4丁目に建つ歌舞伎座、その舞台は幅27mという文字通りの大舞台です。大館市民文化会館の大ホールが18mですから5割増の大きさ。この大舞台で平成15年8月、現代演劇界の奇才野田秀樹の作・演出、中村勘九郎主演で上演されたのが『野田版鼠小僧』。派手な場面展開に笑いあり涙ありのお話が繰り広げられ、大ヒットを記録しました。

 地方公演は行われていない『鼠小僧』ですが、しかしそこは商売上手な松竹さん、最新鋭のHD高性能カメラで撮影しデジタル上映するという手を思いつきました。ま、もともと映画会社ですし。

 というわけで平成17年、勘九郎の十八代目勘三郎襲名を記念したシネマ歌舞伎の第一弾として『野田版鼠小僧』は映画化されました。歌舞伎は舞台を観るもの、という正論は重々承知ですが、歌舞伎座の大舞台を大館にいながら観られるとは何とありがたい時代なんでしょうか。なおかつ映画ならではのメリットも。勘三郎や福助はじめ豪華出演者のアップが見られる、生では聞き取りにくいことのあるセリフもクリアに聞こえる、それに何といっても料金が安い。

 そんなこんなでシネマ歌舞伎『野田版鼠小僧』、12月5日(水)午後6時30分より上映します。料金は一般1500円、高校生以下と60歳以上のシルバーが1300円、身障者手帳をお持ちの方は1000円です。前売り券は明日3日より発売します。中ホールで1回だけの上映ですので、どうぞお早めに。

■俺ノ話ヲ聞ケー♪
 11月10日、いよいよ1週間後に迫ったクレイジーケンバンド。ヨコハマ・ヨコスカ・スカジャン・タイガー&ドラゴン…大館でもウケルかどうか…チケットまだいくらかあります。絶対面白いよ! (陽)