文化会館職員、夢を語る (2007/01/05掲載)

皆さま明けましておめでとうございます。月2回の連載ということもあって文化会館自主事業の宣伝ばかりになりがちな桜町通信、正月くらいは目先のことだけでなく可能性を度外視して職員がそれぞれの夢を語ることにしたいと思います。

■『いろんな映画が観たい』
皆様、楽しいお正月をお過ごしでしょうか?くれぐれも食べ過ぎ飲み過ぎにはご注意下さいね。自分は手遅れですが...。(笑)といったところで、今年はどんな年になればいいかなぁ〜と考えてみました。
それは、『映画』の充実ですね。ご存じのとおり、大館市内には常設の映画館がありません。とても寂しいことです。しかし、そのおかげかどうか、文化会館での映画上映の回数が年々“激増”しております。このまま文化会館を映画館にしてしまえ!というのは冗談ですが、遠出せずとも地元で気軽に映画を観ることが出来るというのは、とても嬉しいことであり重要なことだと思います。特に年輩の方や小さい子どもさんがいるご家庭にとっては。自分も市外のシネコンに息子を連れて行ったことがありますが、あの大変な苦労といったら、もう...。きっと皆様も同じようなご苦労をされていると思います。そのためにも、地元で映画の鑑賞機会を提供していくことも文化会館の大切な役割だと考えております。個人的には、長時間の鑑賞にも耐えうるイスと、シネコンにも負けない音響設備が欲しいところですね(激希望)。
とにかく、大館で映画を観ることのできる“最後の砦”大館市民文化会館を、今後ともよろしくお願いいたします。(工)

■これからやってみたいこと
 毎年4日の仕事始めは会館周りの除雪からというのが常なので、今年はちょっと拍子抜けですね。さて夢物語は頭の中に色々とあるのですが、とりあえず現実的なのをひとつ挙げてみると、スティールパンのバンドを作ってみたいと思っています。スティールパンとは…と説明すると長くなるので自分で調べてください(笑)。南の島の陽気な楽器ということで、叩いているだけで気持ちが楽しくなること間違いなしです。是非ワークショップから始めてみたいですね。まぁ、簡単に手に入る楽器でもないですし、資金繰りも簡単ではないですが、いずれ実現できるよう知恵を絞って頑張っていきたいと思ってます。(山)

■三つの夢
@専属オーケストラ
西洋音楽の極致ともいうべきオペラとオーケストラの内、まずは世界で通用するオーケストラを抱えるホールになるのが夢。ダニエル・ハーディングクラスの指揮者を音楽監督に招聘できるかどうかが成功のカギでしょう。
Aホールがいっぱい
もうひとつ7百席くらいのホールがあれば、と時々ないものねだりで思います。それはともかく、大中小とりまぜて10ホールくらい管理運営できたら、事業の幅が飛躍的に広がることは間違いありません。おもしろいだろうなぁ。県北が1市にならないだろうか。
B世界に発信する会館
他に類のない自主事業を行ってみたいものですが、文化芸術というしばりがある限り前例のないことってなかなかないものです。やっとひとつ、文化会館自主事業としては間違いなく日本初だろうという事業を思いつきました。19年度、文化会館開館25周年および事業団創立10周年記念事業にしたいと思っていますので、内容紹介はまたの機会にということでお許しを。ヒントは世界一で世界に発信、です。これは夢というより、目標かな。(陽)

ということで、本年もよろしくお願いいたします。