弾き継がれる『ピアノ(スタインウェイ)』それぞれの思い...。 (2006/12/15掲載)

■ 122組139人の饗宴
 いよいよ、明後日(17日)に迫りました『第11回ピアノマラソン』。今回は、過去最多となる122組139人の参加申込がありました...が、正直こんなに来るとは予想してなかったので、ちょっとビックリです。とはいえ、沢山の演奏が聴けるのは嬉しいことですね。
 そのため、当初予定していた開演時間を1時間繰り上げて、午前9時の開演としました。しかも、終演は午後7時頃の予定です。といったわけで今回のピアノマラソン、ついに10時間の長丁場となってしまいました。しかも、お昼休みもありません(汗)
 さてさて、どんなピアノマラソンになるのやら。果たしてスタインウェイは大丈夫か!?なんて冗談はさておき、今回の見所をちょっとお教えしたいと思います。やはり一番多いのはソロ演奏ですが、息のあった連弾や、フルートやクラリネット等とのアンサンブルもあります。また、クリスマスムードたっぷりのミュージックベルもいいですね。この他にも、特別出演となる『大館ジュニアコーラス』による歌声も楽しみです。演奏曲目も、クラシックからアニメのあの曲まで、様々なジャンルの曲が演奏されます。
 また、最近では大仙市や由利本荘市、遠くは青森市や岩手県奥州市から駆けつけて演奏してくれる方もいらっしゃいます。以外とピアノマラソンが認知されてきたのでしょうか。本当に嬉しい限りです。でも、裏を返すと、まだあまりこういったイベントを開催している施設(文化会館)が少ないことの現れでもあると思います。正直、ピアノマラソンのような『演奏者のためのイベント』というのはまだ珍しいのかもしれませんが、どんどん他の地域にも広がっていけばいいなぁ〜と思っております。
 そんな122組139人の饗宴を見たいと思ったあなた!なんと、ピアノマラソンは『入場無料』です。皆様のご来場を心よりお待ちしておりますので、どうぞお気軽にお越しください。お見逃しなく。

■ ピアノマラソンとは?
 ご存じの通り、ピアノマラソンとはコンサートにあらず。しかしながら、何をしてもいいという場にもあらず。心より楽しんでスタインウェイを弾く者(演奏者)と、それを心優しく穏やかに見守る者(聴衆)双方の思いなくば成り立ちません。演奏者は誰も皆同じです。ただのピアノが好きな人たちです。そんな皆さんの演奏を無にしないためにも、全ての出演者に盛大なる拍手を忘れないでください。そして、演奏中は静かに“耳”と“心”で聴いてください。きっと、演奏者もそれに答え、いつも以上に素晴らしい演奏を聴かせてくれることと思います。
 正直、クラシックは全くの素人といってもいい私ですが、出演者の皆さんの、あの何ともいえない満足そうな顔と演奏を聴くと、「ピアノ(クラシック)っていいじゃん♪」と思わずにはいられません。当日の運営、とてつもなく忙しくなりますが、皆さんの演奏を少しでも聴けるといいなぁ〜。出演者の皆さん、ぜひ楽しんで弾いてくださいね。 (工)