今年もお世話になりました(2017/12/15掲載)

 時の経つのは早いもので、平成29年最後の桜町通信です。今年も皆様にはたくさんのご来館をいただき、誠にありがとうございました。心より感謝申し上げます。当然ながら、来年も皆様に喜んでいただける様な事業を色々と企画しておりますので、より益々のご来館をいただければと思います。もちろん、今年度の事業もまだ残っておりますので、そちらもどうぞよろしくお願いいたします。

■明後日は『ピアノマラソン』です
 17日(日)10時より大ホールで『第33回スタインウェイ・ピアノマラソン』が開催されます。市内はもとより北秋田市・能代市・鹿角市・秋田市・美郷町・由利本荘市・新潟市から、58組61名の出演者が参加予定です。入場無料ですので、ぜひたくさんのピアニストたちの素敵な演奏をお楽しみください。(工)

■1/13(土)仙台フィルニューイヤー
 1月13日(土)は、大館市民文化会館開館35周年記念事業『仙台フィルハーモニー管弦楽団ニューイヤーコンサート』です。指揮は角田鋼亮、ソリストにサックスの須川展也、そして共演に大館鳳鳴高校、大館国際情報学院高校、大館桂桜高校の各吹奏楽部員を迎えます。前半は須川さんを迎えてピアソラの名曲などを中心に、最後は「ノヴェナ」で高校生との競演。後半はシュトラウス2世の春の声や、美しく青きドナウ、クラップフェンの森でなど、ウィーンフィルのニューイヤーコンサートのような華やかなプログラムをお届けします。そしてアンコールは全員で手拍子を。新年の幕開けをぜひオーケストラのコンサートでお迎えください。
 このコラムでこんなことを言うのは本意ではありませんが、残念ながらまだまだチケットが売れていません。確かに安くないチケット料金だとは思いますが、プロオーケストラと地元高校生のせっかくの共演です。ぜひともその晴れ姿を見てあげてください。お願いします。また中学生の吹奏楽部員にはこの演奏会をぜひ観てもらいたいです。吹奏楽部のお子さまをもつ親御さんは、ぜひその機会を作ってあげてください。そして今後大館でオーケストラの公演を開催するためにも、この演奏会を成功に導いていただけたら幸いです。
 チケットは全席指定席、一般S席7000円、A席5000円、高校生以下一律3500円で、各プレイガイドにて発売中です。皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます。

■1/27(土)佐藤ぶん太
 1月27日(土)は『津軽笛×JAZZ×和太鼓×DANCE』。中ホールにて14時30分開演です。タイトルだけだと、このコンサートは何なんだ?と思うかもしれませんが、簡単に言うと、津軽笛奏者の佐藤ぶん太、ジャズピアニストの森丘ヒロキ、和太鼓奏者の大沢しのぶ、ヒップホップダンサーのSHINPEIという、楽器もジャンルも全く違う4人が、それぞれの仲間たちとガチガチの異種格闘技戦を繰り広げるかつて無い、そして大館でしか観ることのできない限定のステージです。
 ご存知の通り、今年9月から「佐藤ぶん太の横笛ワークショップ」を開催しておりますが、そのワークショップの集大成でもあるこのコンサートは、ワークショップ参加者のみなさん(佐藤ぶん太の子分たちin大館)の発表の場でもあります。みなさんの緊張の初舞台が今から楽しみです。そのほか、SHINPEIさんのダンスチーム・teamK.O.A+S.D.C.Cや、ぶん太さんが笛を教えている弘前の囃子キッズのみなさん、もちろん大沢さん率いる大館曲げわっぱ太鼓も出演。どんな舞台になるのか今からワクワクが止まりません。
 チケットは全席自由席。一律2000円(税込)で、各プレイガイドにて好評発売中。詳しくは大館市民文化会館までお問い合わせください。(山)

■『昭和名画座』好評発売中!
 2月24日(土)、25日(日)の2日間、中ホールで『昭和名画座』が開催されます。
 初日の上映1本目は、岡山県の山奥にある湯治場“秋津荘”に終焉の地を求めてやってきた東京の学生・周作と、その命を救った秋津荘の娘・新子との17年にも及ぶ愛と挫折の日々を綴った『秋津温泉』。モデルとなった奥津温泉の素晴らしい原風景も作品の魅力の一つとなっています。
 2本目は、大坂で逮捕された当たり屋夫婦の事件がモデルとなった『少年』。家族4人で当たり屋をしながら全国各地を転々とする少年の苦悩と揺れ動く心が描かれた作品で、少年役を演じた無名俳優の圧倒的な演技力が見物です。
 3本目は、近松門左衛門の有名な人形浄瑠璃を映画化した『心中天網島』。この作品では劇中に黒子が登場するなど新しい試みがたくさん取り入れられており、浄瑠璃や歌舞伎の雰囲気を色濃く感じさせる作品となっています。
 最後は、実際の連続殺人事件を元に作られた長編小説を映画化した『復讐するは我にあり』。幼少の頃に見た父親の偽善的な態度に反発し、殺人や詐欺など次々に犯罪に手を染め全国各地を逃亡する主人公・榎津厳(緒方拳)。事件の根底に眠る親子の相克が描かれた作品です。
 時間は両日とも9時開始。24日が上記の順で上映し、25日は逆順での上映となります。入場料は500円(1日券4本立て)で、途中入退場も可能です。ただし、1日で4本全部観るのは大変ですので、体調とご相談の上ご鑑賞ください。決してムリは禁物です。ということで、皆様1日1コインでたっぷりと往年の名作映画を楽しめる『昭和名画座』を、どうぞお楽しみください。(工)