大館生まれのヴァイオリン職人(2017/01/20掲載)

 ヴァイオリン職人  大館生まれのヴァイオリニストといえば、昨年もリサイタルを開催した佐藤久成さんですが、大館生まれのヴァイオリン製作家がいることをご存知でしょうか?イタリアのクレモナで3年に一度開催される楽器製作コンクール「トリエンナーレ」で、2015年の審査員を務め、「海外で最も有名なヴァイオリン製作家」と言われる松田鉄雄氏です。松田さんは岩瀬生まれの岩野目小学校OB。大館鳳鳴高校を卒業後にヴァイオリン製作の道に進み、東京やイタリアで修業した後、アメリカを基盤に活躍されているヴァイオリン職人です。その松田さんが昨年11月に外務大臣賞を受賞されました。ヴァイオリン製作を通して、諸外国との友好親善に寄与した功績が認められての受賞だそうです。楽器製作という一般には馴染みのない世界の話なので、あまり知られていないかもしれませんが、大館出身の人間が世界で活躍していることは単純に嬉しいですし、心から誇りに思います。松田さんの益々のご活躍をお祈りしております。おめでとうございました。

■津軽笛・佐藤ぶん太  さて、いよいよ明日に迫りました。1月21日(土)は『津軽の笛とフラメンコギターの世界』です。津軽笛奏者の佐藤ぶん太、フラメンコギターの智詠(ちえい)、パーカッションの熊本比呂志(くまもとひろし)の3名を迎えて、篠笛の魅力を存分に楽しめるコンサートをお届けいたします。旋律を奏でる津軽笛の圧倒的な存在感、情熱的な脚色をするフラメンコギター、そしてそこにリズムと調和をもたらすパーカッション。異色の組み合わせかと思われるかもしれませんが、どこか懐かしく、郷愁を感じさせる楽曲群には絶対感動すると思います。先日1月16日にリリースされたばかりの佐藤ぶん太さんの3rdアルバム「津軽の風」。当館でのコンサートは、このアルバムの楽曲を中心に、津軽の伝統的な曲を取り混ぜたプラグラムをお送りします。1月16日リリースですから、このプログラムでのホールコンサートは全国初演です。ぜひお見逃しなく。出演は上記3名に加えて、ゲストとして地元から大館曲げわっぱ太鼓の大沢しのぶ、弘前からコロラトゥーラソプラノの吉永純子を迎えての開催となります。会館中ホールにて14時30分開場、15時開演。チケットは全席自由席、一律2000円(当日2500円)で、各プレイガイドにて発売中です。皆様お誘いあわせの上、ぜひご来場ください。

■昭和名画座14  続いては映画のお知らせ。2月25日(土)、26日(日)は『昭和名画座~第14集~』です。25日(土)は「洲崎パラダイス赤信号」「雁の寺」「独立愚連隊」。26日(日)は「雁の寺」「洲崎パラダイス赤信号」「日本のいちばん長い日」の上映順となります。両日とも10時開始。入場券は500円で現在好評発売中。入場当日であれば途中入退場も可能です。ぜひともご来場ください。

■立川志らく独演会  3月4日(土)は『おおだて特選落語会vol.28~立川志らく独演会~』を開催します。会館中ホールにおいて、18:00開場、18:30開演。今回のおおだて特選落語会は、昨年に引き続き、立川志らくを迎えての開催です。立川流四天王の中でも5代目談志の狂気的センスを最も色濃く受け継いだ男と言われる鬼才。独演会ということで、今回も志らくワールドをたっぷりと堪能できる高座になること間違いありません。皆様お誘いあわせの上、ぜひお運びの程、ご案内申し上げます。チケットは1月15日(日)10時より一般発売開始です。全席自由席、大人2000円、高校生以下500円(当日各500円増)。文化会館をはじめ、各プレイガイドにてお求めください。皆様お誘いあわせの上、ぜひぜひご来場ください。

■曲げわっぱ太鼓  そして今年度最後の自主事業となりますのは、3月20日(月)開催の『大館曲げわっぱ太鼓30周年記念コンサート』です。大館市民文化会館大ホールにて13時30分開場、14時開演。ゲストにヒダノ修一with太鼓マスターズ、津軽笛奏者の佐藤ぶん太を迎えての開催です。チケットは一律3000円(当日3800円)で、1月21日(土)より一般発売開始です。詳しくは大館市民文化会館0186-497066までお問い合わせください。(山)