芸術の秋です（2014/09/19掲載） 　神明社のお祭りが終わり、朝晩は涼しいを通り越して肌寒い季節になりました。季節の変わり目、みなさん風邪などひかぬようくれぐれもご自愛ください。個人的には、神明社の祭典と仙台の定禅寺ストリートジャズフェスが終わって、ちょっぴり気が抜けたりする季節ではありますが、そんなことを言ってる場合ではありません。秋といえば文化芸術の秋。文化芸術と言えば大館市民文化会館ということで、各種イベントが目白押しです。ぜひ大館市民文化会館に遊びにいらしてくださいね。 ■ゲーデ弦楽四重奏団 　10月１日（水）19時開演、大館市民文化会館大ホールにて『ゲーデ弦楽四重奏団』を開催します。ウィーンフィルの前コンマスであるダニエル・ゲーデ率いるカルテットです。このコンサートは97年に市民有志による「ウィーンフィルメンバーによる室内楽を楽しむ会」が立ち上げたもので、質の高い室内楽を提供する数少ない企画として定着しているもの。室内楽はあまり集客力の高いジャンルではないので、市民有志によって20年近くも続けられていることは、本当に素晴らしいことだと思います。大いなる敬意とともに、我々も出来得る限り応援したいと思うので、今後もぜひ頑張ってほしいものです。チケットは全席自由席。一般３０００円（当日３５００円）、大学生以下無料（学生証提示）で、各プレイガイドにて好評発売中です。皆様お誘いあわせの上、ぜひご来場くださいませ。 ■ゴスペル音楽祭 　いよいよ国文祭ですね。大館市はマーチングバンドとバトントワリング、ゴスペル、ゼロダテの３種目の会場となっていますが、大館市民文化会館では、10月11日（土）10時50分より『ゴスペル音楽祭in大館２０１４』が開催されます。11時からラニー・ラッカー氏による公開ワークショップ、14時からゴスペルコンサートということで、１日中ゴスペルが楽しめるイベントです。チケットは全席自由席。一律１０００円、小学生以下無料で発売中です。詳しくは第29回国民文化祭大館市実行委員会事務局０１８６−43−７０１６までお問い合わせください。 　 ■桂三若独演会 　毎年恒例となりつつあります三若独演会。10月26日（日）15時開演、大館市民文化会館中ホールにて『おおだて特選落語会特別編〜桂三若独演会〜』を今年も開催します。秋田ではお馴染みとなった三若さん。いずれ文枝さんとの親子会も…なんて夢を見つつ、なかなか上方落語を聴く機会は無いと思うので、まだ未見の方はぜひご覧ください。チケットは全席自由席。一般２０００円、高校生以下５００円（当日各５００円増）で好評発売中です。詳しくは大館市民文化会館０１８６−49−７０６６までお問い合わせください。 ■池辺＆Ｎ響団友オケ 　今年のオーケストラは、若干ポピュラー寄りのプログラムをご用意しました。12月14日（日）13時30分開演、大館市民文化会館大ホールにて『池辺晋一郎＆Ｎ響団友オーケストラ』を開催いたします。指揮は池辺晋一郎、ソリストにＮ響第一ヴァイオリン奏者の宇根京子を迎えて、大河ドラマの曲などを中心にお送りするコンサートです。チケットは全席自由席。一般３０００円、高校生以下１５００円（当日各５００円増）で９月28日（日）より各プレイガイドにて発売開始です。今回は宝くじの助成によりお手頃な料金設定になっていますので、みなさまぜひご来場くださいませ（山） ■アナログとデジタル 　皆さん、最近映画館に行ってますか？と言っても、ご存じのとおり大館市では新作映画を観られる映画館がないため、近隣の市町村まで足を運ぶ必要があります。ですので、私なんかは映画を観るのに移動時間も含めて１日仕事になってしまうのがとても億劫で、凄く観たい映画であるにもかかわらず、やっぱりＤＶＤが出るまで待とうかなぁ〜などと、観たい！けど面倒…、でもやっぱり観たい！という堂々巡りのバトルがいつも頭の中で繰り広げられています（笑）。 　そういえば最近、大館市内の御成座（オナリ座）がフィルム専門の映画館として復活したという嬉しい話題がありました。近頃は、ブルーレイやネット配信によるハードディスクでのデジタル上映が主流となってきた映画業界ですが、懐かしくて味のあるフィルム上映も忘れてはいけません。個人的には、迫力あるＳＦなんかはデジタルで観たいですし、昔懐かしい映画はアナログ（フィルム）が最高だと思っています。あの、懐かしい映像と映写機の動く音が組み合わさると、また何とも言えない気持ちにさせてくれるんです。 　ちなみに、来年の１月には当館で毎年開催している『昭和名画座』が開催されます。今回は、「二十四の瞳」「カルメン故郷に帰る」「野菊の如き君なりき」「喜びも悲しみも幾歳月」の４作品（もちろんフィルム上映）ですが、まだ先の話ですので詳細は改めてお知らせさせていただきます。乞うご期待！（工）