落語って面白いですか? (2013/03/01掲載)


■雛祭りは落語会で

 「落語って何が面白いの?」私が「落語が好き」だと言うと、かなりの確率で聞かれる質問です。そんなとき私は決まって「面白いって何?」と聞き返します。まぁ質問に質問で答えるのも大人気ないかなぁなんて思いつつ、ちょっぴり意地悪な気持ちだったりすることはここだけの秘密にしてください。「面白いとは何ぞや」みたいな話をすると、それだけで原稿が終わってしまうのでここではやめておきますが、そんな時、よくよく話を聞くと、落語をきちんと聴いたことがあるという人は意外と多くないということに気付きます。確かに、テレビに落語家が出てることは多々あれど、落語を披露していることはまず無いですし(「日本の話芸」等の番組は稀にあります)、ラジオやネットで聴くにしても「自ら聴こう」と思わなければ耳に入ってくるものではありませんから、普通に生活していて受動的に落語に触れる機会というのはほとんど無いわけです。だからこそ自然と「何が面白いの?」みたいな発言になってしまうのは仕方の無いことだよなぁ…とは思いつつも、ちょっぴり笑えて、ちょっぴり泣けて、それでいて最高にバカバカしい、とても素敵な大衆芸能に、触れる機会が無かったという理由だけで知らずにいるというのはもったいない!と思っていることも事実。自分が好きだからという理由で、無条件に落語の片棒を担ぐつもりは毛頭ありませんが、ちょっと興味はあるけど聴いたこと無いという人たちのキッカケづくりをお手伝いできればとの思いで「おおだて特選落語会」は開催し続けています。とりあえず聴いてみませんか。落語、面白いですよ。

 などという何の説得力も無いマクラから強引に本題へ。いよいよ明後日に迫りました「おおだて特選落語会vol.20〜落語教育委員会〜」。3月3日(日)18時30分開演。大館市民文化会館中ホールにてを開催いたします。せっかくの雛祭りですから、たまには和服で落語を聴いて、その後は熱燗でしっぽりなんてのもオツなものではないでしょうか。いやいや和服で来てくれなんて敷居の高いことは言いませんが、屏風に座布団、めくりに着物の噺家落なんて、雛祭りの夜になんとなく日本人であることを再確認しちゃうような時間を過ごすのも悪くないかと思います。前回も書きましたが、今回のおおだて特選落語会は、当会初お目見えの殿下こと柳家喜多八、当会2度目の登場となる三遊亭歌武蔵、そして御馴染み柳家喬太郎の御三方をお迎えしての開催です。落語会にもかかわらず、オープニングにはコントまで披露してしまうという落語教育委員会。こんなことを書いたせいか、「ホントの落語はやるんですか?」なんて問い合わせがあったりしましたが、もちろん落語をたっぷりとお送りする正真正銘の落語会です。それぞれ芸風の違う3人がお送りするそれぞれの落語を存分にお楽しみいただける三人会。チケットは大人2500円、高校生以下1000円(当日各500円増)とお求めやすいお値段となっておりますので、この機会をお見逃しなく。今ならまだ前売り料金でお買い求めいただけますので、大館市民文化会館0186−49−7066までお電話ください。みなさまお誘いあわせの上、お運びの程お待ちしております。(山)


■25年度友の会会員募集

 大館市民文化会館友の会の25年度会員を3月1日より募集いたします。入会金は無料、年会費1000円で、会館自主事業のチケット割引、チケットの先行予約、自主事業の情報を会報としてお送りするなどの特典があります。25年度の自主事業について内容の詳細については後日お知らせいたしますが、オーケストラ、ミュージカル、ポップス系コンサート、落語など様々なジャンルの公演をご用意しております。みなさまのご入会をお待ちしております。現在会員の方も、更新手続きが必要となりますので、詳しくは大館市民文化会館までお問い合わせくださいませ。(山)


■チケット残りわずか

 チケット好評発売中の「財津和夫LIVE&TALK2013」ですが、おかげさまで残席が少なくなってきました。あと1ヶ月ほどありますが、早々に前売り完売の可能性もありますのでお求めはお早めにお願いいたします(山)