三者三様、しつこく訴える! (2011/07/01掲載)


■弱気になることもありますが

 7月17日(日)13時より「詩のボクシングワークショップ」を、15時30分より「詩のボクシング第3回秋田大会」を、それぞれ大館市民文化会館中ホールにて開催いたします。文章ではなかなか面白さが伝わらないのは百も承知ですが、今回もしつこく説明させてください。「詩のボクシング」とはリングに見立てた舞台で2人の朗読者が自作の詩を朗読し、どちらの表現がより観客の心に届いたか、その表現力を競うもので、別名「声と言葉のスポーツ」とも呼ばれているイベントです。毎年開催されている全国大会も今年で11回目という全国規模のイベントで、秋田大会は、その全国大会の予選という位置づけです。優勝者には全国大会への出場権と往復の旅行券が与えられる特典がついてます。

 さて、詩のボクシングの秋田大会は今回で3回目を迎えましたが、今年も参加者不足に悩まされている状況です。自分が面白いと思った企画が受け入れられなかったとき、その面白さを伝えられなかったとき、人の興味や好みはそれぞれだとは理解しつつも、やっぱり落ち込みます。「自作の詩」という課題に対する拒否反応なのか、私が面白さを伝えきれていないせいなのか、全国的には盛り上がりを見せているイベントだけに、大館で定着させられないでいる自分の力不足を感じる毎日なわけです。なんだか弱気でつまらないことを書いてしまいました。申し訳ありません。ということで、詩のボクシングワークショップ、秋田大会ともにまだまだ参加者募集中です。気軽にお問い合わせください。(山)


■ピアノマラソンで節電!?

 え〜、毎度おなじみ…といっても、ちり紙交換じゃないですよ。『ピアノマラソン』のお知らせです。そういえばあの独特のフレーズを耳にすることもなくなってしまいましたが、今の若い人たちは、ちり紙交換の存在を知っているのでしょうか?

 ということで、夏のピアノマラソンは8月7日(日)午前10時開演。ただいま参加者募集中です。参加料は、1人(組)500円、持ち時間は10分以内(時間内であれば何曲弾いてもOK)です。初心者からベテランまでどなたでも参加できます。大ホールでスタインウェイを演奏してみたい方、7月10日(日)までに文化会館へお申し込みください。

 もちろんお客様も大歓迎です。夏の暑い日に、涼しい会場で一日中ピアノ三昧。いいと思いませんか?ご自宅の節電にもなりますので、ぜひ当日は文化会館までお越しください。入場無料、お待ちしております。(工)


■読響、あさって発売!

 読売日本交響楽団(読響)の大館公演は、いよいよあさって3日(日)の朝9時、一般発売開始です。今回は曲目決定の裏側を少々。

 公演の曲目は通常、楽団から提案され、各ホールからの意見を加えて調整されます。今回の当初案は、序曲「フィンガルの洞窟」とドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」、そして宮本笑里さんのヴァイオリンで何か、というものでした。「新世界」は地方公演の定番中の定番曲なので、大館でも何度も演奏されています。読響なら別の曲を聴いてもらいたいと思い、変更をお願いしました。で、次案として出てきた曲が、ブラームスの交響曲第1番、通称「ブラ1」です。これなら厚みのある読響にはうってつけだし、大館ではおそらく初めてだし、何より文句なしの名曲ですから、即OKです。

 その直後、大館を包囲するように秋田市と弘前市でのN響公演が発表されました。そのメインの曲が…なんと「新世界」。いやぁ、まったく危ないところでした。さすがにN響とバッティングしたくはないですからね。

 この後ブラームスと交響曲第1番について書こうと思ったのですが、残念ながら字数が尽きてしまいました。また近い内に。    (陽)