ワークショップ、詩の。 (2011/05/07掲載)


 さぁ新年度!と気を引き締めたかと思ったら、あっという間に5月です。3.11東日本大震災。ついこないだのような気がしていますが、気づけばもう2ヶ月近くも経つんですね。時間の経つのははやいもんです。年頭の桜町通信で私、「締切厳守でスマートに仕事を…」とかなんとか言ってた記憶がありますが、なんだか既に何かに背中を追われながら仕事をしているカンジの日々でございまして、ゴールデンウィークの世間を尻目に頑張っております。あ、もちろん私だけではなくて、会館スタッフ一同、皆様により良き会館を提供できるように頑張っておりますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。

 ということで今回のトピックは、今年度最初の自主事業についてです。本来なら4月に今年度1本目の事業がある予定でしたが、皆さんご存知のとおりの大震災の影響によって延期になってしまいました。この大震災においては、当館の営業にも少なからず影響があり、多くのご利用がキャンセルになったり、コンサートが延期になったりしました。そんな状況にもかかわらず、大きな混乱もなく状況を受け入れてくださったお客様方には改めて感謝申しあげたいと思います。そんな中でも綾小路きみまろさんのチケットは飛ぶように売れ、1週間ほどで完売となりました。すごい人気ですね。買えなかった方、申し訳ありません。

 さてさて相変わらずマクラが長くなってしまいました。ここからが本題。昨年、一昨年と開催してきました「詩のボクシング秋田大会」を今年も開催します。恐らくまだ知らない人も多いと思うので少しばかり説明しますと、「詩のボクシング」とはリングに見立てた舞台で2人の朗読者が自作の詩を朗読し、どちらの表現がより観客の心に届いたか、その表現力を競うもので、別名「声と言葉のスポーツ」とも呼ばれているイベントです。秋田ではあまり馴染みがないかもしれませんが、毎年1回開催されている全国大会も今年で11回目という全国規模のイベントなのです秋田大会は、その全国大会の予選という位置づけで、優勝者には全国大会への出場権と往復の旅行券が与えられる特典がついてます。

 その秋田大会は7月17日の予定ですが、秋田ではまだまだ知名度の低いイベントなので、大会に先駆けて6月10日(金)にワークショップを開催します。ワークショップって何?ってとこからは説明しませんが、要するに「詩のボクシング」ってこういうものなんだ、声を出して「表現する」ってことがこんなにも素敵なことなんだってことを感じてみよう!という体験型の教室みたいなもんです。詩というと、なんだか敷居が高いと拒否反応を示す方が少なくありませんが、意外と面白いもんなんですよ。もちろんプロではない一般の人たちが参加する大会ですが、逆に素人だからこそ、そしてこんな時だからこそ、その発した言葉に笑えたり、感動したりできるような気がします。興味がある方も無い方も、ぜひいらしてください。詳しくは大館市民文化会館までお問い合わせを。(山)