12月も文化会館自主事業続いてます (2010/12/03掲載)

■「ローマの休日」は永遠に

 50〜70年代の名作洋画50本を1年かけて上映するという「午前十時の映画会」が、大反響の内に全国の映画館25館で進行中です。新たにプリントされた美しい画像で、オールドファンはいうに及ばず、新しいファンをも惹きつけています。中でも「ローマの休日」はトップクラスの集客とか。 明日4日(土)大館市民文化会館でも「ローマの休日」を上映します。新プリントのブルーレイディスクからの映像は、ほんとうに生まれ変わったような瑞々しさ。前売券(800円)は大館市民文化会館といとく大館SCで好評発売中です。当日は999円ですのでお急ぎを。文化会館では電話予約も可。 (陽)


■ゴスペルは素敵だ

 大館ゴスペルクワイヤ・ジョイフルシンガーズというアマチュアのゴスペルグループがあります。大館市民文化会館での単独コンサートや地域の様々なイベントへの出演など、幅広く活躍されているのでご存知の方も多いかとは思います。このグループ、もとはと言えば平成17年2月から2ヶ月間当館で開催したゴスペルワークショップ(以下GWS)から生まれたグループなんですね。GWSには当初目標の30名をはるかに上回る70名の応募があり、思えば最初から何かしら熱いパワーを感じさせるプロジェクトでした。GWSは全8回の練習の後、大ホールでお披露目の発表会を行って終了しましたが、参加者のうち半数以上の約40名から「もっとゴスペルをやりたい」という声が上がり、自主活動を行う団体が発足したのでした。以後、メンバーの新陳代謝もありつつ、発足当初からの高瀬ちせ、佐々木久美子の両先生、そして代表の五十嵐優子さんを中心に活動し、現在の活躍へとつながっているわけです。

 口幅ったいことを言うようですが、このGWSの企画立案そして運営を行ったのが私でした。GWS実施からクワイヤの立ち上げまで、参加者のみなさんの助けを借りながら、なんとか上手く運べたのではと自負しています。自主運営が軌道に乗ってからは敢えてほとんど関わらず外から見守ってきましたが、やはり自分が企画したものが形となって残り、手を離れた今でも輝いていてくれることは非常に嬉しいことだとしみじみ思う今日この頃なのであります。

 さてそんな私ですが、GWSを企画する際におぼろげながら思い描いてた目標がありました。まずはワークショップを成功させること、続いてクワイヤを立ち上げて自立させること、その次にはプロのクワイヤのコンサートを誘致すること、そして最終的には、プロのクワイヤのコンサートが毎年12月に当館で観られるようにすること、そんなことを考えていたのです。クワイヤの発足から5年、予算の少ない中で色々と手を尽くしてきましたが、今年になってやっと「プロのクワイヤのコンサート開催」にたどり着きました。

 12月16日(木)19時開演で「ヘヴンリィクワイヤ〜ゴスペルインクリスマス〜」を開催します。今回は宝くじの助成を頂いての開催なので、一般2000円という通常の半額以下、格安でみなさまにご提供しています。と言うわりには、券売状況が芳しくないのが正直なところ。せっかくプロのクワイヤコンサートの開催まで漕ぎ着けたのですから、ここで失敗して後戻りはしたくありませんし、これを成功させて、次の段階である「毎年開催」につなげたいと切に思っています…と個人的な感情を吐露してしまって恐縮なのですが、そんな思いでこの仕事に携わっているということをご理解いただければということで。まぁ要するに、チケット買ってくださいってことなんですけどね(笑)。

クリスマスシーズンに本場のゴスペルが生で聴けるなんて、素敵なことじゃないですか?前述のジョイフルシンガーズも共演しますし、開場前のエントランスでロビーコンサートも行う予定です。きっと会館に入った瞬間から、コンサートが終わって会館を後にするまで、素敵な時間を過ごせること間違いありません。12月16日は大館市民文化会館へ、みなさまお誘い合わせの上ご来場くださいますようご案内申し上げます。(山)


■冬のピアノマラソンは長いぞ

 今月19日(日)のピアノマラソンは応募者多数のため開演時間が変更となりました。変更後の時間は、午前8時30分開演、19時30分頃終演です。過去最長となる今回のピアノマラソン。我々スタッフ一同も気を引き締めて頑張りますので、どうぞお楽しみに。(工)