お楽しみはこれからだ (2010/09/03掲載)

■ポンテ創刊

 8月に新聞で報道されましたが、新しいフリーペーパー(以下フリペ)ご覧いただいたでしょうか。名前はPONTE(ポンテ)。イタリア語で「橋」を意味するこのフリペは、8人の高校生がつくりました。おそらく東北では初の、高校生がつくったフリペです。
市内各高校から集まったこの8人は、文化会館の「高校生イベント企画ワークショップ」のメンバーです。高校生による文化会館イベントを企画してもらおうと始めたワークショップですが、その前に小手調べとして取り掛かったのがフリペの制作です。約5か月と思いがけず時間がかかりましたが、高校生らしい紙面になったと思います。A3八ツ折の文庫サイズという小さなこの媒体で、高校生と地域社会、高校生と文化芸術など、いろいろな橋を架けてほしいものです。年2回以上は発行したいと考えていますので、皆様のご愛読よろしくお願いします。
 なお、編集部では高校1年生の新しいメンバーを募集中です。毎週金曜日の午後6時50分から文化会館でミーティングをしています。興味のある方、遊びに来てください。


■盛りだくさん、9月の自主事業

【その1】わらび座『カンアミ伝―血と祈りの花』
4日(土)午後2時開演。雅と俗を綜合した能の大成者観阿弥の激動の人生を描く、わらび座入魂の大作です。ミュージカル、というよりも「歌舞劇ロマン」という言い方がピッタリの、うーん、説明するのが難しい。とにかく観てください、わらび座すごいです。

【その2】BEGINコンサートツアー
 7日(火)午後7時開演。沖縄の歌の神様ビギンが大館にやってくる。「涙そうそう」や「恋しくて」「島人ぬ宝」等々、歌の力、声の力を心ゆくまで堪能してください。

【その3】布谷史人マリンバリサイタル
 17日(金)午後6時30分開演。お待たせしました。リベルタンゴ国際音楽コンクール優勝後初の大館公演。演奏はもちろん人間性も世界中で愛される、布谷史人は大館の宝です。

【その4】グランディーババレエ団
 30日(木)午後6時30分開演。男性コメディーバレエの頂点グランディーバが再来館。常に新しい演し物に挑戦する、彼ら(彼女ら?)の新しい魅力に出会えます。
 以上、いずれも当日券あります。


■チケット発売、続々

【その1】村上敏明テノールコンサート
10月9日(土)午後3時開演。日本と本場イタリアを股にかけて活躍する藤原歌劇団のプリモ・テノール村上敏明は、県北の血を引く快男児。軽妙なおしゃべりを交えながら、圧倒的な美声でイタリア歌劇の神髄とおなじみの日本の歌をお届けします。一般1000円、高校大学500円、小中学生と身障者手帳をお持ちの方は無料(要整理券)という特別価格でお届けします。9月5日(日)発売開始。

【その2】昭和名画座〜第八集〜
 11月5日(金)〜7日(日)各午前10時上映開始。文化会館が懐かしい映画館になると評判の昭和名画座。邦画の名作4作を、1日3本ずつ上映します。吉永小百合、岩下志麻、佐久間良子、山本富士子という4大女優の若き日の輝く姿が蘇ります。1日券500円。9月5日(日)発売開始。

【その3】弘前大学吹奏楽団大館公演
 11月13日(土)午後5時30分開演。青森県内大学のトップバンド弘大吹奏楽団による初の県外単独公演です。弘前大学の全面協力で、一般800円、中高大学生400円というお求めやすい料金になりました。小学生以下と身障者手帳をお持ちの方は無料(要整理券)。100名の団員による迫力の演奏をお楽しみください。9月5日(日)発売開始。

【その4】おおだて特選落語会15
11月20日(土)午後7時開演。比較的新作派の多いこの落語会で、今回は古典落語の中堅若手の本格派、柳亭市馬(いちば)と柳家三三(さんざ)の二人会です。本物の芸をたっぷりと。9月12日(日)発売開始。


■臨時休館日とダックスムーンと

 9月8日(水)は臨時休館日とさせていただきます。ちなみに、文化会館の通常の休館日は毎週火曜日です。念のため。
翌9日、県内の公立文化施設の自主事業・業務管理担当者による年1回の会議が文化会館で行われます。会議終了後、音楽を通して地域のまちおこしにも貢献しているダックスムーンの皆さんによる、音楽とお話の時間があります。中ホールで午後3時45分頃から1時間弱の予定ですが、席に余裕が(たくさん)ありますので、よろしかったらぜひご覧ください。入場は無料です。 (陽)