本日アメリカ空軍太平洋音楽隊 (2010/06/04掲載)

 しばらくお休みだった文化会館の公式ブログですが、1年振りに再開しました。文化会館の平均客層に近い(?)貝森が主に担当します。ほぼ毎日更新予定です。どうぞお立ち寄りください。


■行政の通信簿

 5段階で市の施策や施設の重要度と満足度を評価するという市民への世論調査「あなたが採点する行政の通信簿」。先頃新聞でも報道されていましたが、文化会館は満足度で2位になっていました。指定管理者としてはホッとする数字でした。基準月が平成21年12月とのことで、藤井フミヤのコンサートがあった月ですね。翌22年1月ならB'zがあったのにな。

 ところで、こういう調査があった時いつも気になるのは回収率です。サンプル数の510というのは統計上充分な数ですが、回収率は34%。残りの66%の人たちは何を思っているのかなぁ、と。そういえば、文化会館の自主事業のアンケートも、回収率は良くてそのくらいですね。

 ちなみに、行政の通信簿の回答で「もっとコンサートを」という意見が多かったとのこと。うーむ。何回も書いているような気がしますが、このくらいの自主事業受託料(21年度350万円)でこれだけの事業(同22事業)を行っている文化会館は、ほとんど例がありません。もっとも市民にとっては会館の自主事業もイベンターなどが主催する貸館事業も区別がないと思うのですが、そうなると人口が、可処分所得がという話になってくるので…。これでも人口8万人の大館にドリカムは来たしB'zも来たんですが…。

 別にいいんですよ、超大物アーティストは。黙っててもチケット売れますから。問題はそれ以外の公演です。自主事業で行う公演はどれも、文化会館が精選して、自信を持って提供するアイテムです。テレビに出ていなくても、ヒットチャートの常連でなくても、素晴らしいアーティストはいっぱいいっぱいいます。それはポップスでもクラシックでも邦楽でも、音楽以外のジャンルでもそうです。

 そんなことは分かってる、と言われそうですね。自分のことを考えても限られた予算の中で何を観に行くか、悩むわけですから。先の回答に対しては「もっとコンサートに来てください」と言いたい気持ちも正直なくはないのですが、それはやはりこちらの勝手な言い分でしょう。公演の魅力を伝えきれていない自分たちの努力が足りないと思わなければいけませんね、はい。


■本日、米空軍音楽隊

 発売中の会館自主事業の公演を整理しておきましょう。皆さん文化会館に来てくださいね。

◎6月4日(本日)19時開演
『アメリカ空軍太平洋音楽隊―アジア』
日米のポップスを鮮やかに歌い上げます。軍人ですがプロのミュージシャン揃い、さすがアメリカと思うこと請け合いです。当日券あります。一律3000円。

◎7月24日(土)15時30分開始
『詩のボクシング秋田大会』
優勝者はNHK全国放送ありの全国大会に出場。自作の詩を朗読し合うバトルが、意外と面白いんです。入場料一律500円。13時からのワークショップもご覧いただけます。出場者も募集中!

◎9月17日(金)18時30分開演
『布谷史人マリンバリサイタル』
大館の誇り布谷史人のリベルタンゴ国際音楽コンクール優勝記念リサイタル。今回はピアソラをたっぷりと。一般2000円、学生1000円。

◎9月30日(木)18時30分開演
『グランディーババレエ団』
ご存じ男性コメディバレエの頂点。どうぞお早めに。全席指定7500〜5500円。

以上、よろしくお願い申し上げます。 (陽)