芸術の秋、文化会館の秋 (2009/10/02掲載)

■倉木麻衣まであと9日

 あっという間に10月ですね。6月から4ヶ月で10本という驚異的なペースで自主事業を開催してきたこともあってか、最近ちょっぴりお疲れ気味のワタクシであります。とはいえ、これからは芸術の秋…そう、まさに文化会館の季節ということで、疲れたなんて言ってる場合じゃありません。10月の倉木麻衣にはじまり、ウィーンザイフェルト弦楽四重奏団、11月のオペレッタ「こうもり」、12月には藤井フミヤとピアノマラソン、そして1月にはおおだて特選落語会と、10月以降も文化会館事業は目白押しなのであります。

さて話は変わって、デビュー10周年を記念して9月9日にベストアルバムをリリースしたのが倉木麻衣。16歳でのデビュー以来あまりテレビなどには出演せず、メディアへの露出が少ないアーティストでしたが、ここ最近のメディアへの露出度合いは凄いのひと言。数々の音楽番組への出演はもちろんのこと、化粧品のイメージキャラクターからそのタイアップ曲までと、さすがはデビュー10周年のアニバーサリーイヤーといったところでしょうか。もちろん、実力あるアーティストだからこそこれだけメディアが取り上げるんでしょうけどね。

そんな倉木麻衣のコンサートが目前に迫ってきました。10月11日(土)17時30分開演。大ホールにて開催です。完売していると思っている方も多いようですが、まだチケットが買えるのです。とはいえ本当に若干しか残っていませんので、お求めの方は取り急ぎ文化会館までお問い合わせください。今ならまだ間に合います。(山)


■B'zが大館に来るの?

ちょっとびっくりでしたね。10月28日の全国紙やブロック紙に、B'z(以下ビーズ)のニューアルバムの発売と来年1〜3月のライブツアーの告知が、見開き2ページでドーンと発表されました。ツアーは東京以南のメガドームと東北・北海道のホール公演。北日本がホール公演なのは積雪時のアクセスを考えてでしょうか。旭川・札幌・函館・青森・仙台・福島と順当なラインナップの中に、なぜか大館市民文化会館の8文字が。しかもご丁寧に(秋田)の注釈付きで。また聞かれるんでしょうね、「どうして大館に?」って。

ずいぶん時間が経ったようにも思えるし、ついこの間のような気もするのですが、大館樹海ドームにビーズが来たのは、ちょうど10年前の99年7月20日。「すごかった」「また聴きたい」と、未だに語り草になるライブでした。当時樹海ドームにいた私は、97年開館以来最多の17000人のアクセスや暑さ対策を心配しながらも、ドーム全体をビリビリ揺るがす音量と稲葉さんのすべてを吹き飛ばすような圧倒的なハイトーンに、少しビビリながらも大感動していました。あのビーズが今度はわが文化会館にやってくる。なんともうれしくありがたい話で、関係各位に感謝感謝です。どうしてビーズが大館に来るかの答えになっていないか。できればそこで大館市文教振興事業団の存在意義を感じていただければありがたいです、ということで。

この公演は、しかし当館の自主事業ではありません。文化会館でのチケット販売は予定がありませんので、どうか悪しからず。ファンクラブ会員でない方は公式HPなどをマメにチェックしてくださいね。当館HPでもわかる限りの情報はお伝えしていきます。それから、大館がどこにあるか分からない人やアクセス方法を知りたい方も、大館市や当館のHPをご覧ください。と言っても県外の人はこの新聞、読んでないか。

大好き、B'z最高。


■松田ヴァイオリンの響き

シカゴ在住の弦楽器製作家松田鉄雄さんから寄贈されたヴァイオリン、まだその音色を市民の皆さんに聴いてもらっていません。楽器は使わなければどんどんダメになります。しかも下手な人が弾いてもダメです。

という訳で、皆様ご存じの佐藤久成さんに弾いてもらうことになりました。11月11日に記念コンサートを開催します。チケットは10月17日発売予定です。詳しくは次回で。

世界のメジャーオーケストラ、あのシカゴ交響楽団の音を変えたとまで言われる松田鉄雄さんのヴァイオリンの音色を、ぜひお聴きください。 (陽)